ゆめまるブログ
YUMEMARU BLOG
2021.06.28

ニゴロブナの稚魚を放流しました!

622日、長浜市立速水小学校の5年生45人が、学校横の水路にニゴロブナの稚魚を放流しました。

JA北びわこは同校での食農教育の一環として、イオン長浜店や全農滋賀県本部などの協力を得ながら、田植から稲刈り、イオン長浜店での販売体験を10年以上継続して取り組んでいます。

 

     

 

今回は520日にニゴロブナの親魚を水田に放流してから約1ヵ月が経過し、2センチほどに育った稚魚をすくい採り水路から琵琶湖へ帰す活動を行いました。

児童たちは、網とバケツを手に裸足で水田に入り、泥だらけになりながらも夢中で稚魚を探しました。

 

     

 

     

 

すくい上げた網の中には、ニゴロブナだけでなく、オタマジャクシやアメンボ、ヤゴなども入っており、水田に棲む生き物の多様性に驚き、楽しそうな声が響きました。

 

     

 

     

 

     

 

ニゴロブナは琵琶湖の固有種であり、滋賀の伝統食である「鮒ずし」の最適な原料として古来より利用されてきました。

しかし、今日は産卵場所の減少や外来魚による食害等の影響からその数が減りつつあり、環境省から絶滅危惧種に指定されています。

JA北びわこでは、食農教育を通じて、児童たちに「食べる大切さ」、琵琶湖の「水環境の大切さ」、「地域農業の大切さ」を学んでもらうための継続支援をしたいと考えています。

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