2023.05.30
速水小学校で田植え
食農教育
JA北びわこは、管内の小学校やこども園などで実施されるサツマイモの苗植えや、田植え体験等の活動支援を5月から始めました。JA食農教育は、一般的な食育とは少し異なり、「食」と「農」の距離の「接近」を試み次世代に地域農業をつなぐことを目的としています。
速水小学校田植え
長浜市立速水小学校の5年生33名の児童らは、5月18日に田植えをしました。速水小学校の「田んぼの学校」は、JAが活動支援を始めてから今年で13年目の取り組みとなります。地元農家の杉田さんにご協力をいただき、JA湖北支店「ふれあい活性化委員」、JA新入職員4名のほか、くらしの活動課、営農振興課、販売課、JA全農しが等が連携をして、活動支援を行いました。
児童らには、田植えから稲刈りまでの過程で、安全・安心なお米を「つくる苦労・食べる大切さ」や、琵琶湖の「水環境の大切さ」までを学んでもらいたいとの考えから、「田んぼから食卓までの一貫体験」を学習できる内容が計画されています。また、田んぼがお米を生産する場だけでなく、多くの機能(生き物を育む場、水害の防止、都市環境負荷の軽減、田園景観等)を持ち、地域住民の共有財産であることも学習します。
児童らは、田植え開始直後、素足で田んぼに入る初めての感覚に戸惑う様子を見せましたが、すぐに慣れて楽しそうに植えすすめました。「初めてだったけど楽しかった」、「放課後に手直しに入りたい」と話してくれる児童もいました。
5月下旬にはニゴロブナの親魚を水田に放流し、その一か月後には田んぼで孵化したニゴロブナの稚魚をすくい採り、農業排水路から琵琶湖に還す取り組みを児童らと行う予定です。
JA北びわこは、今後も継続的に食農教育活動を支援します。